2019.7.24

【見た目重視?】サングラスはカッコイイから付けてるわけじゃないんです(いや…それもあるけど)

サングラスの本当の意味とは?

釣りをまったく知らない方からすると、まるで格好をつけているだけに思われがちのサングラス。確かに見た目もカッコイイのですが実際、釣りをしてみるとサングラスの重要性に気付かされます。今回はそんなサングラスに関する基礎知識のお話です。

釣り人の「サングラス」は実はサングラスじゃない?一般的にサングラスと呼ぶことが多いこのアイテムですが、釣り人の間では偏光(へんこう)グラスと呼ぶことが多く、実はサングラスとは意味合いが少し異なります。サングラスはその名の通り太陽光を抑え、日差しから眼を守る事が主な目的ですが、偏光グラスの目的は「見えづらいモノを見る」ためにあります。

こちらの画像をご覧ください。これは真夏の太陽の下で撮影した偏光レンズの写真です。周囲が眩しく明るいのに対し、レンズの中に見える地面は、陰影がはっきりして見やすいですよね。もちろんこれはレンズの色合いということもありますが、このように偏光グラスには余計な光をカットして視界を確保するという効果があります。他にも水面のギラつきを抑えることで水中を見通すことができるなど釣りに必要な機能を備えているのです。

水中が見えれば釣果もあがる!?
ルアーフィッシングの代表ともいえるバスフィッシングでは、水中の障害物や魚の動きを把握することが非常に重要となります。またサイトフィッシングと呼ばれる「見えている魚を釣る」時にも、この偏光グラスが役に立ちます。
ほかにも磯釣りで潮の動きを把握したり、鮎釣りでラインを視認するなど偏光グラスは釣り人にとって欠かせないアイテムなのです。

眼を守るために必要なアイテム

偏光グラスのもう1つの意味が眼を物理的なダメージから守るという点です。釣り場では針やオモリ、ルアーなどを魚のいる場所へ投げる必要があります。その際、これらが自分を含め周囲の釣り人に当たらないとも限りません。そういった際に、偏光グラスを掛けていれば眼に直接ダメージを与えなくて済みます。偏光グラスを掛けていたから助かったという釣り人も少なくありません。このように眼を物理的に守るという意味でも偏光グラスは必要なのです。