いよいよ4月から放送スタートとなったTVアニメ「放課後ていぼう日誌」。釣りに挑む女子高生を描いた日常系アニメです。釣りのアニメと言えば古くは「釣りキチ三平」や「スーパーフィッシング グランダー武蔵」、新しいところでは2012年放送の「つり球」などがあります。
放課後ていぼう日誌がこれまでの釣りアニメと決定的に違う点はズバリ!女子高生が主人公という点です。これまで男性の遊びというイメージが強かった釣りですが、近年は女性アングラーの人口も増え、釣り番組やYouTubeでも多くの女性アングラーが活躍しています。そんな女性アングラーに焦点をあてた釣りアニメ「放課後ていぼう日誌」が、実は侮れない内容に仕上がっているのです。
ここがスゴイぞ「放課後ていぼう日誌」:釣りの基本が分かってスゴイ!
放課後ていぼう日誌を読んだ釣り人の意見でよく聞かれるのが「マンガだけどちゃんとしてるね!」という感想です。少し失礼な言い回しですが、釣りを嗜む方の多くがそのような感想を抱くかもしれません。その理由は、釣りの基本動作や釣り道具の使い方など「釣りを全くしたことがない人でも内容が分かるように」細かいところまで描かれているためです。
出典:放課後ていぼう日誌公式サイト
主人公である鶴木 陽渚(つるぎ ひな)はガチガチの釣り初心者です。物語の中で、陽渚は自分の意志とは逆にあれよあれよと釣りの世界に迷い込んでいくのですが、それを友人や先輩が細かくサポートしてくれます。その中で描かれる描写や説明がまるで「釣りマニュアル」のようになっており、読むだけで道具の使い方やコツが分かるようになっているのです!ここがスゴイ!
ここがスゴイぞ「放課後ていぼう日誌」:釣りの細かい描写がスゴイ!
放課後ていぼう日誌のもう1つの魅力が釣り描写の細かさです。九州熊本の芦北町(あしきたまち)を舞台にしていることもあって海辺の美しい風景は釣り人心をくすぐります。田舎町の漁港ってこうだよな~っと思わずこれまで行ったポイントを思い浮かべてしまうアングラーもいるかもしれません。港内の堤防やテトラも「ここ釣れそうだな」と思わせてくれます。
風景意外にもタックルや仕掛けも細かく描かれており、ロッドを握る手やキャスティングフォームなど釣り人が見ても全く違和感がありません。作者である小坂泰之先生はかなりの釣り好き?なのでしょうか。愛を感じます!
また、物語の中ではちょこちょこ「釣り人あるある」も登場します。個人的に好きだったのは「フナムシに噛まれる」というくだりです(笑)これは堤防や磯で寝たことのある人にしか分からないかもしれませんね(笑)※3巻P.149参照
ここがスゴイぞ「放課後ていぼう日誌」:下処理や調理法まで分かってスゴイ!
主人公の陽渚が所属する部活「ていぼう部」のモットーは「釣ったら食べる!」ということで、釣りあげた魚を毎回調理して食べるのですが、ここでもお馴染みの「分かりやす~い解説」が登場します。
特にオススメなのが小アジの下処理です。サビキの代名詞でもある小アジは小ささ故に下処理が面倒なのですが、それを簡単に処理する方法が紹介されています。陽渚も頑張って挑戦しているので参考にしてみてください。※2巻P.80~参照
他にもタコやマゴチ、アオリイカなど様々な魚種の処理方法が紹介されているので、キャッチ&イート派のアングラーは2倍楽しめます(笑)「陽渚と真のお料理がんばるぞっ!」のコーナー、個人的にイチ押しです。
まとめ
このように釣りの魅力満載!これを読むだけで釣りの基本やノウハウが分かってしまう釣りのバイブル的存在の「放課後ていぼう日誌」。これをきっかけに釣りを楽しむ方が一人でも多くなればと思っています。
コロナウイルスの影響でなかなか釣りにも行きづらい状態ですが、放課後ていぼう日誌を見て釣り欲を貯めておきましょう!
陽渚が一人前のアングラーになるまでツリセツは「放課後ていぼう日誌」を応援し続けます(笑)
※コロナウイルスの影響により4話以降放送延期中です。